向(む)かう鹿(しし)には矢(や)が立(た)たず
逃げないでこちらを向いている鹿に矢を射るようなむごいことはできない。素直な、また柔順な相手を攻撃する気にはなれないことのたとえ。
向(む)かう所(ところ)敵(てき)なし
非常に強くて、どんな相手にも負けない。「連戦連勝、—だ」
むかう‐の‐さと【無何有の郷】
《「荘子」応帝王から》自然のままで、何の作為もない理想郷。むかゆうきょう。むかうのきょう。
むかえ【迎え】
来る人を迎えること。迎えに行くこと。また、その人。むかい。「—の車が来る」「—をやる」
むかえ‐い・れる【迎え入れる】
[動ラ下一][文]むかへい・る[ラ下二] 1 来る人を迎えて中に入れる。「客間に—・れる」 2 仲間として受け入れる。「転校生をあたたかく—・れる」
むかえ‐う・つ【迎え撃つ】
[動タ五(四)]攻め寄せてくる敵を待ちうけて戦う。「敵機を—・つ」「背水の陣で—・つ」
むかえ‐おんせん【迎え温泉】
湯治(とうじ)をした翌年、また同じ温泉に湯治に行くこと。
むかえ‐かく【迎え角】
飛行機などの翼の前縁と後縁とを結ぶ直線(翼弦)が、空気の流れの方向となす角度。迎え角が大きいほど揚力は大きいが、ある限度を超えると後方の気流が乱れ、失速の状態となる。迎角(げいかく)。
むかえ‐がね【迎え鐘】
精霊会(しょうりょうえ)のとき、御霊(みたま)を迎えるために打ち鳴らす鐘。《季 秋》
むかえ‐ぐるま【迎え車】
人を出迎えるために用意された人力車や自動車。