むろ‐の‐やしま【室の八島】
《「八島」は釜の意》古代の占いの一。除夜にかまどを祓い清めて、その灰の状態で翌年の吉凶を占ったもの。 栃木市惣社町にあった下野(しもつけ)の国の総社、大神(おおみわ)神社。そこにある池からは...
むろ‐ほう【無漏法】
仏語。 1 煩悩(ぼんのう)のけがれのないあり方。倶舎論などでは、無為法と道諦(どうたい)とをいう。⇔有漏法(うろほう)。 2 無漏の妙法。仏法。
むろ‐ほぎ【室寿ぎ】
《古くは「むろほき」》新室(にいむろ)の完成を言葉でほめ祝うこと。「自ら衣帯(みそみおび)を整(ひきつくろ)ひて—して曰く」〈顕宗紀〉
むろまち【室町】
京都市を南北に走る室町通り沿道の地区。繊維問屋街。中世、今出川通りの北に室町幕府が置かれた。 東京都中央区北西部、日本橋室町の地域。商業地。
むろまち‐じだい【室町時代】
足利(あしかが)氏が京都室町に幕府をおいて政権を保持した時代。尊氏(たかうじ)が幕府を開いた延元元年=建武3年(1336)から15代将軍義昭が織田信長に追放される天正元年(1573)に至る約24...
むろまち‐どおり【室町通り】
京都市街地を南北に通じる道路の呼び名。烏丸(からすま)通りの西を走り、北の北山通りから南の十条通り南に至る。途中、東本願寺・京都駅で中断。全長約8.1キロ。平安京の室町小路にあたる。
むろまち‐どの【室町殿】
京都市上京区にあった足利将軍家の邸宅。3代将軍足利義満が天授4=永和4年(1378)に造営。庭に多くの花を植えたので花の御所の名がある。 室町幕府。また、その将軍。
むろまち‐ばくふ【室町幕府】
延元元年=建武3年(1336)足利尊氏(あしかがたかうじ)が京都に開いた武家政権。鎌倉幕府の制度をほぼ継承し、15世紀の後半、応仁の乱で無力化して戦国時代を招き、天正元年(1573)15代将軍義...
むろ‐や【室屋】
「室(むろ)4」に同じ。「忍坂(おさか)の大—に人多(さは)に来入り居り」〈記・中・歌謡〉
むろらん【室蘭】
北海道南西部の市。胆振(いぶり)総合振興局所在地。内浦湾(噴火湾)に突き出す絵鞆(えとも)岬と地球岬がある。石炭の積み出し港、製鉄の町として発展。重化学工業が盛ん。人口9.5万(2010)。 [...