因果(いんが)は皿(さら)の縁(ふち)
因果のめぐり方は皿の縁を1周するほど速いというたとえ。因果は皿の端(はた)。
因果(いんが)の小車(おぐるま)
原因と結果が永久に繰り返されるさまを、いつまでも止まらない車の輪にたとえていう。因果はめぐる小車。
イル‐トロバトーレ【(イタリア)Il Trovatore】
ベルディ作曲のイタリア語によるオペラ。全4幕。1853年初演。スペインの劇作家グティエレスの戯曲「エル‐トロバドール」を題材とする。15世紀初頭のスペインを舞台に伯爵家に復讐をするジプシーの親子...
うでくらべ【腕くらべ】
永井荷風の長編小説。大正5〜6年(1916〜17)発表。新橋の芸妓駒代を主人公に、彼女をめぐるさまざまの男性を通して当時の風俗を描いた、近代花柳小説の代表作。
うるわしきひび【うるわしき日々】
小島信夫の長編小説。「読売新聞」に平成8年(1996)9月から平成9年(1997)4月まで「麗しき日日」の題で連載。同年、改題して出版。老作家と家族をめぐる私小説的作品。
いっ‐けい【一計】
一つのはかりごと。ある計略。一策。「—をめぐらす」
えん‐りょ【遠慮】
[名](スル)《3が原義》 1 人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「—なくいただきます」「年長者への—がある」「この部屋ではタバコは—してください」 2 辞退すること。また、ある場所から引...
えんま‐ちょう【閻魔鳥】
地獄めぐりのからくりの中で、罪人を追いつめる、作り物の鳥。寛文(1661〜1673)のころ評判になった。「一年は—とて作り物珍しく」〈浮・永代蔵・四〉
おおさか‐かいぎ【大阪会議】
明治8年(1875)、参議大久保利通・伊藤博文が、征韓論などをめぐって辞職した木戸孝允・板垣退助に参議復職を求めた会議。立憲体制への漸次的移行で妥協が成立、二人の復帰が決まった。
おうてんもん‐の‐へん【応天門の変】
貞観8年(866)応天門の炎上をめぐる事件。大納言伴善男(とものよしお)は左大臣源信(みなもとのまこと)の仕業と唱えて処罰を主張したが、藤原良房らによってかえって善男の子中庸(なかつね)の放火と...