もく‐じゅう【黙従】
[名](スル)異議を言わずに服従すること。「己が意志を奴隷となし、偏えに—する者と」〈永峰秀樹訳・代議政体〉
もく‐じん【木人】
木で作った人の像。「立て置きたる—に向って、剣をとりひしぎ」〈太平記・三八〉
もく‐す【木酢】
⇒もくさく(木酢)
もく・す【目す】
[動サ五]「もく(目)する」(サ変)の五段化。「本物とは—・さない」
[動サ変]「もく(目)する」の文語形。
もく・する【沐する】
[動サ変][文]もく・す[サ変] 1 水や湯を頭からかぶる。髪やからだを洗う。「雨に—・し風に櫛ずり」〈織田訳・花柳春話〉 2 恩恵などを受ける。浴する。「同一利益の恩に—・せしめようとは考えな...
もく・する【目する】
[動サ変][文]もく・す[サ変] 1 目をつける。みなす。「首謀者と—・される」 2 認める。評価する。「だれからも秀才と—・されてきた」 3 注目する。「将来を—・される」
もく・する【黙する】
[動サ変][文]もく・す[サ変]物を言うことをやめる。だまる。「—・して語らず」
も‐くず【藻屑】
海の中の藻などのくず。また、そのように取るに足らないもの。「海の—となる」
もくず‐がに【藻屑蟹】
イワガニ科のカニ。甲は丸みのある四角形で、甲幅6センチくらい。全体に緑褐色。はさみ脚に長い毛が密に生えている。内湾の砂浜や川沿いの湿地にすみ、川にすむものは秋に海岸まで下って産卵する。肺吸虫の第...
藻屑(もくず)と消(き)・える
海に沈んで死ぬたとえ。「海戦で多くの兵士が—・えた」