ちんともかんとも
一語も発しないさま。うんともすんとも。「田舎人をおどし、—言はせず」〈浮・一代女・五〉
ついかん‐ばん【椎間板】
脊椎(せきつい)の上下に隣り合う椎体を結合している円板状の軟骨。中央のゼリー状の髄核を線維輪が囲む構造をし、衝撃をやわらげる働きもする。椎間円板。椎間軟骨。
ちわ‐ごと【痴話言】
「痴話」に同じ。「ややともすれば—の」〈浄・油地獄〉
つくねん
[副]何もすることがなく、ひとりでぼんやりしているさま。「広い部屋に—と座っている」
ちょうび‐るい【長鼻類】
長鼻目の哺乳類の総称。円筒状の鼻が上唇とともに長く伸び、大きな耳をもち、皮膚は厚く、ほとんど毛はない。雄の上あごの門歯は牙(きば)になる。現生種のアジアゾウ・アフリカゾウのほか、マンモスなどの化...
月(つき)と鼈(すっぽん)
月もスッポンも同じように丸いが、比較にならないほどその違いは大きいこと。二つのものがひどく違っていることのたとえ。提灯(ちょうちん)に釣鐘。
つね‐なみ【常並(み)】
[名・形動]なみひととおりであること。また、そのさま。世間なみ。「—ならばお両親の見取り看護もすべき身が」〈一葉・別れ霜〉
ディオニュソス【Dionysos】
《「ディオニソス」とも》ギリシャ神話で、酒の神。もと、北方のトラキア地方から入ってきた神で、その祭儀は激しい陶酔状態を伴い、ギリシャ演劇の発生にかかわるともいわれる。ゼウスとカドモスの娘セメレと...
ティシット【Tichitt】
モーリタニアの中央部にある町。12世紀から16世紀、サハラ交易の拠点として栄えた。モスクを中心に家屋を配した伝統的集落、クサールの遺構が残る。1996年、他の中継都市とともに「ウワダン、シンゲッ...
つる‐な【蔓菜】
ハマミズナ科の多年草。海浜の砂地に生え、栽培もされる。高さ約60センチ。全体に多肉質で、茎はやや蔓状になる。葉は柄を持ち厚く、円みのある三角形。夏から秋、葉のわきに黄色い小花を1、2個つける。食...