もっ‐たい【勿体/物体】
1 外見や態度の重々しさ。 2 態度や風格。また、物の品位。「遣手(やりて)にしては—がよし」〈伎・助六〉
もったい‐がお【勿体顔】
もったいぶった顔つきや態度。もったいづら。「差配らしげに—」〈浄・博多小女郎〉
もったい‐くさ・い【勿体臭い】
[形][文]もったいくさ・し[ク]いかにももったいぶっている。「一寸座るにも—・く」〈紅葉・多情多恨〉
もったい‐な・い【勿体無い】
[形][文]もったいな・し[ク] 1 有用なのにそのままにしておいたり、むだにしてしまったりするのが惜しい。「捨てるのは—・い」「使わないでおくには—・い人物」 2 身に過ぎておそれ多い。かたじ...
もったい‐ぶ・る【勿体振る】
[動ラ五(四)]いかにも重々しく振る舞う。「—・って教えてくれない」
もったい‐らし・い【勿体らしい】
[形][文]もったいら・し[シク]もったいぶったようすである。「彼はそれを—・く兄の前に置いた」〈漱石・道草〉
勿体(もったい)を付(つ)・ける
いかにも重々しく、また、ものものしく見せる。もったいぶる。「—・けて差し出す」
もたい‐な・し【勿体無し】
[形ク]「もったいない」に同じ。「大事のものは大事に、—・きものは—・くし給ふ」〈破邪顕正返答〉
モッタマ【Mottama】
ミャンマー南部の都市。旧称マルタバン。マルタバン湾に注ぐサルウィン川の河口付近に位置し、モン州の州都モーラミャインと相対する。13世紀にモン族が建てたハンタワディ朝の都が置かれ、のちにポルトガル...
もった‐みさき【茂津多岬】
北海道南西部、渡島(おしま)半島にある岬。日本海に面し、海岸一帯は狩場茂津多道立自然公園に指定されている。