もの‐は
[連語]《名詞「もの」+係助詞「は」》活用語の連体形に付く。接続助詞的に用いられ、文末は多く「けり」で結ばれる。…するひょうしに。…するところが、思いもかけず。「文を書きて、またみそかに御前の勾...
物(もの)は言(い)いよう
同じことでも言い方によって、よくも悪くも印象が変わる。
もの‐はかな・し【物果無し】
[形ク]どことなく頼りない。「忘れねどなにぞもしるし夢の中に—・くてやみにし物を」〈古今六帖・四〉
物(もの)は考(かんが)えよう
物事は考え方しだいで、よくも悪くも受け取ることができる。
もの‐はじ【物恥ぢ】
恥ずかしいと思うこと。「あなあぢきなの御—や」〈宇津保・蔵開上〉
もの‐はじめ【物始め】
物事を始めること。事始め。手始め。
もの‐はずか・し【物恥づかし】
[形シク]なんとなく恥ずかしい。きまりが悪い。「あいなく—・しうて、わが御方にとく出でて」〈源・少女〉
物(もの)は相談(そうだん)
1 物事は相談してみるものである。人と相談すれば、思わぬ名案が浮かぶこともあるということ。 2 相談を持ち掛けるときなどに呼び掛ける言葉。「—だが、代わりに君が行ってはくれないか」
物(もの)は試(ため)し
物事はやってみなければ、その成否やよしあしはわからない。実際に試してみるのがよいということ。
物(もの)は使(つか)いよう
物は使い方ひとつで、役に立ったり立たなかったりするものである。