もの‐ぐさ・い【物臭い/懶い】
[形][文]ものぐさ・し[ク]《古くは「ものくさい」》 1 おっくうで気が進まない。めんどうである。「—・いようすで机に向かう」 2 気分がすぐれない。からだのぐあいが悪い。「—・くなりて死ぬべ...
もの‐ぐら・し【物暗し】
[形ク]薄暗い。「—・うなりて、文字も書かれずなりにたり」〈能因本枕・三二一〉
モノグラフ【monograph】
ある一つの問題について書かれた研究論文。
モノグラフィー【(ドイツ)Monographie/(フランス)monographie】
⇒モノグラフ
モノグラム【monogram】
姓名の頭文字などを組み合わせて図案化したもの。商標や、署名の代用などにする。組み字。
もの‐ぐるい【物狂い】
《古くは「ものくるい」》 1 正気でなくなること。狂気。「海棠の露をふるうや—」〈漱石・草枕〉 2 神がかること。また、その人。「この—走りまはってひろひ集め」〈平家・二〉 3 能・狂言などで、...
ものぐるい‐のう【物狂い能】
能の分類の一。物狂いが主人公の現在能で、女物狂いと男物狂いとがある。四番目物に属する。「隅田川」「班女」「蘆刈」など。狂乱物。狂い物。
もの‐ぐるおし・い【物狂おしい】
[形][文]ものぐるほ・し[シク]何かにとりつかれて正気を失っているようである。また、気が変になりそうである。「—・く感じられるほど魅力的な女性」「—・い思い」 [派生]ものぐるおしげ[形動]も...
もの‐ぐるわし・い【物狂わしい】
[形][文]ものぐるは・し[シク]「ものぐるおしい」に同じ。「—・い羽搏きをしているが」〈堀辰雄・風立ちぬ〉
ものげ‐な・し【物気無し】
[形ク]それと認めるほどのものでもない。たいしたこともない。「懸想人の、いと—・き足もとを見つけられてはべらむ時」〈源・夕顔〉