もろは‐づくり【諸刃造(り)】
日本刀の造り込みの一。鎬(しのぎ)を境に両方に刃があるが、左右対称でないもの。
諸刃(もろは)の剣(つるぎ)
《両辺に刃のついた剣は、相手を切ろうとして振り上げると、自分をも傷つける恐れのあることから》一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ。両刃の剣。
もろ‐ばち【諸撥】
三味線の奏法で、撥で弦を上から弾いて、すぐ下から返すこと。→片撥(かたばち)
もろ‐ひざ【諸膝/両膝】
左右の膝。りょうひざ。「—をつく」
もろ‐びと【諸人】
《古くは「もろひと」》多くの人々。たくさんの人。衆人。
モロ‐ブランコ【Morro Branco】
ブラジル北東部、セアラー州の町ベベリベの郊外にある海岸。州都フォルタレザの南東約90キロメートルに位置する。波の浸食で深く刻まれた赤色の崖や洞窟、および砂丘があり、景勝地として知られる。
モロヘイヤ【(アラビア)molokheiya】
アオイ科の一年草。葉はシソに似て、花は黄色でオクラに似る。東地中海地方の原産で、アジア・アフリカの熱帯地方で野菜として栽培。若葉を細かく刻んでぬめりを出し、スープなどにして食べる。しまつなそ。
もろ‐ほ【諸穂】
穂がたくさん出そろうこと。また、その穂。一説に、両茎の穂とも。「稲の穂の—に垂(し)でよこれちほもなし」〈神楽・木綿垂で〉
もろほし‐だいじろう【諸星大二郎】
[1949〜 ]漫画家。長野の生まれ。古代に題材をとった伝奇的な作品やSF作品などを手がける。代表作「妖怪ハンター」シリーズ、「西遊妖猿伝」「ぼくとフリオと校庭で」など。
もろ‐まい【諸舞】
東遊(あずまあそ)びを構成する駿河(するが)舞と求子(もとめご)舞の両方とも舞うこと。→片舞