もがり‐の‐みや【殯の宮】
「あらきのみや」に同じ。「—を広瀬に起つ」〈敏達紀〉
もがり‐ぶえ【虎落笛】
冬の激しい風が竹垣や柵(さく)などに吹きつけて発する笛のような音。《季 冬》「一汁一菜垣根が奏づ—/草田男」
もが・る【強請る/虎落る】
[動ラ四] 1 異議を申し立てる。逆らう。「いとたつ事を—・りければ」〈大和・附・二〉 2 言いがかりをつけて金品をねだる。ゆする。たかる。「七十に成る浄閑が—・られたといふ外聞悪さ」〈浄・寿の門松〉
モガン‐せき【モガン石】
二酸化珪素(けいそ)を含む酸化鉱物の一。単斜晶系。無色または白色。ガラス光沢をもち、石英の多形とされ、わずかに水を含む。玉髄に含まれる場合がある。モガナイト。化学式SiO2
もきちしゅうか【茂吉秀歌】
塚本邦雄による斎藤茂吉の歌論。全5巻。いずれも茂吉の作品から100首をとりあげて、評釈をつけたもの。第1巻の「『赤光』百首」は昭和52年(1977)刊行、最終巻の「『霜』『小園』『白き山』『つき...
もきちばんねん【茂吉晩年】
北杜夫による斎藤茂吉の評伝。「青年茂吉」「壮年茂吉」「茂吉彷徨」に続く茂吉評伝四部作の最後の作品。平成10年(1998)刊。同年、第25回大仏次郎賞を受賞。
もきちほうこう【茂吉彷徨】
北杜夫による斎藤茂吉の評伝。平成8年(1996)刊。茂吉評伝四部作の第3作。この四部作により、平成10年(1998)第25回大仏次郎賞を受賞。→青年茂吉 →壮年茂吉 →茂吉晩年
モキュメンタリー【mockumentary】
《mock(まがいもの)+documentary(実録)から》ドキュメンタリーの手法を用いて、事実であるかのように表現されたフィクション作品。また、その手法。フェイクドキュメンタリー。
も‐ぎ【裳着】
主に平安時代、公家の女子が成人したしるしに初めて裳をつける儀式。結婚前の12、3歳ごろ、吉日を選んで行った。着裳(ちゃくも)。
も‐ぎ【模擬/摸擬】
[名](スル)本物や実際の場合と同じようにすること。「—実験」「外邦の風を—せしものにして」〈雪嶺・真善美日本人〉