やく‐たい【薬袋】
1 薬を入れる袋。薬嚢(やくのう)。 2 鉄砲の火薬を入れて携行する小さな瓶。〈日葡〉
やくたい‐し【薬袋紙】
主に、薬を入れる包み紙の材料とされた紙。ガンピ、または、ガンピとコウゾを混ぜたもので漉かれ、キハダで染められる。
やくたい‐なし【益体無し】
役に立たないこと。しまりのないこと。また、その人。「惣別あの男のやうな—は」〈虎明狂・乞聟〉
益体(やくたい)も無(な)・い
役に立たない。無益だ。つまらない。でたらめだ。「今みたいな—・いことをしていちゃ」〈宮本・伸子〉
やく‐たく【役宅】
特定の役目に当たる人が住むために設けてある住宅。官舎。
やく‐たたず【役立たず】
[名・形動]役に立たないこと。また、そういう人や物。
やく‐だい【薬代】
薬の代金。また、治療の費用。くすりだい。
やく‐だか【役高】
江戸時代、役職の高低の段階に応じて支給された俸禄。
やく‐だく【約諾】
[名](スル)約束して承知すること。
やく‐だたり【厄祟り】
厄年に、災厄にたたられること。「こな様も二十五歳の厄の年、わしも十九の厄年とて、思ひ合うたる—」〈浄・曽根崎〉