や‐さけび【矢叫び】
1 矢を射当てたとき、射手が声をあげること。また、その叫び声。やごたえ。やごえ。 2 戦いの初めなどに遠矢を射合うとき、両軍が互いに発する声。やたけび。
やさし・い【易しい】
[形][文]やさ・し[シク]《「優しい」と同語源》 1 理解や習得がしやすい。単純でわかりやすい。平易である。「—・い本」「—・くかみくだいて話す」⇔難しい。 2 解決や実現がたやすい。面倒なこ...
やさし・い【優しい】
[形][文]やさ・し[シク]《動詞「痩(や)す」の形容詞化で、5が原義》 1 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。「—・い顔かたち」「声が—・い」 2 他人に対して思いやりがあり、情がこま...
やさしいうた【優しい歌】
《原題、(フランス)La bonne chanson》フォーレの歌曲。全9曲。1892年から1894年にかけて作曲。歌詞はベルレーヌの同名の詩集に基づく。ピアノ伴奏版として作曲され、のちに室内楽...
やさしいことば【やさしい言葉】
石垣りんの第4詩集。昭和59年(1984)刊行。
やさしいさよくのためのきゆうきょく【優しいサヨクのための嬉遊曲】
島田雅彦の中編小説。著者のデビュー作で、東京外語大学在学中の昭和58年(1983)「海燕」誌に発表。1970年代の学生運動に出遅れた左翼学生の姿を描き、日本のポストモダン文学の旗手として注目を集めた。
やさしいていはくち【優しい碇泊地】
坂上弘の長編小説。平成3年(1991)刊。同年、第43回読売文学賞小説賞および、第42回芸術選奨文部大臣賞受賞。
やさし‐が・る【優しがる】
[動ラ四] 1 恥ずかしそうにする。「気色(けしき)ばみ、—・りて、知らずとも言ひ」〈枕・四六〉 2 優美に感じる。心にくく思う。「女をば皆いとほしがり—・りけり」〈宇治拾遺・七〉
やさすかり【八道行成】
古代の遊戯の一。盤上に八条の線を引き、その線に従って棋子(きし)を動かして勝負を決めるものかという。後世の「十六むさし」の類か。さすかり。〈和名抄〉
やさ‐すがた【優姿】
しとやかで優しい姿。優美な姿。「お嬢様の—に見惚(みと)れ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉