やつぎ‐ばや【矢継ぎ早】
[名・形動] 1 続けざまに早く行うこと。また、そのさま。「—に質問する」 2 矢を続けて射る技の早いこと。また、そのさま。「競(きほふ)はもとより優れたる強弓精兵、—の手きき」〈平家・四〉
やつ‐ぎり【八つ切り】
1 一つのものを八つに切り分けること。また、その切ったもの。 2 写真感光材料の大きさの一。横21.6センチ×縦16.5センチの大きさ。また、その印画紙。八つ切り判。
やつ‐くち【八つ口】
女性または子供用の着物の脇明き。袖付けの下の脇縫いを縫い合わせずにあけてある部分。身八つ口。
や‐つ‐こ【臣/奴】
《「家つ子」の意》 [名] 1 古代の最下級の隷属民。財物として売買・譲渡の対象となり、労働に使役された者。家族を構成することができなかった。奴婢(ぬひ)。「住吉(すみのえ)の小田を刈らす児—...
やつ‐さがり【八つ下がり】
「八つ過ぎ1」に同じ。「昼は心まかせの楽寝して、—より身を拵(こしら)へ」〈浮・一代女・六〉
やつ‐ざき【八つ裂き】
ずたずたに裂くこと。「心を—にされる思い」
やつし【俏し/窶し】
1 身をやつすこと。また、やつした姿。 2 おしゃれをすること。また、その人。「さてこそ一方ならぬ御—と見たるも」〈紅葉・不言不語〉 3 「俏し方(がた)」「俏し事」の略。
やつし‐がた【俏し方】
歌舞伎で、俏し事を演じる役柄。また、それを得意とする俳優。
やつし‐ごと【俏し事】
歌舞伎で、大名の若殿や金持ちの息子などが、義理や恋のために家を出て流浪し、卑しい物売りなどに身をやつす演技。また、その演目。
やつしろ【八代】
熊本県中央部の市。球磨川(くまがわ)河口に位置し、八代海に臨む。もと細川氏の家老松井氏の城下町。セメント・製紙工業や農業が行われる。平成17年(2005)8月、坂本村・千丁(せんちょう)町・鏡町...