やま【山】
[名] 1 陸地の表面が周辺の土地よりも高く盛り上がった所。日本では古来、草木が生い茂り、さまざまな恵みをもたらす場所としてとらえる。また、古くは神が住む神聖な地域として、信仰の対象や修行の場...
や‐ま【矢間】
1 鎧(よろい)などで、矢が立つすきま。「甲冑をゆり合はせゆり合はせ、—をたばひて振舞へば」〈盛衰記・三五〉 2 「矢狭間(やざま)」に同じ。「櫓(やぐら)の上、—の陰に、人形を数千万立て置きて...
やま【夜摩】
《(梵)Yāmaの音写》ヒンズー教の神。赤目、黒光りする肌で、黄衣を着て縄を手に、人体から霊魂を力任せに引き抜き去るという。死に神よりも懲悪的性格が強い。仏教でいう閻魔(えんま)王の原形と考えられる。
やま‐あい【山間】
1 山と山との間。山峡(やまかい)。さんかん。「—の小さな村」 2 馬の頭で、両耳の間。
やま‐あい【山藍】
1 トウダイグサ科の多年草。山地に群生し、高さ約40センチ。地下茎は白く、乾くと紫色になる。茎は角ばっていて、長楕円形の葉が対生。雌雄異株。4〜7月、緑色の小花を穂状につける。昔、葉から染料をと...
やまあいのけむり【やまあいの煙】
重兼芳子の短編小説。火葬場を舞台とした作品。昭和54年(1979)発表。同年、第81回芥川賞受賞。昭和59年(1984)、「愛しき日々よ」の題名で映画化。
やま‐あかがえる【山赤蛙】
無尾目アカガエル科の両生類。ニホンアカガエルに似るが、背側線が鼓膜のあたりで曲線を描く。本州・四国・九州の山地にすむ。
やま‐あざみ【山薊】
キク科の多年草。山地に生え、高さ1〜2メートル。葉は羽状に深く裂けていて、縁にとげがある。秋、紫色の頭状花を多数穂状につける。四国・九州に分布。
やま‐あし【山足】
スキーで、斜面に横向きに立ったときの山側(高いほう)にある足。⇔谷足。
やま‐あじさい【山紫陽花】
アジサイ科の落葉低木。山地の沢沿いなどに生え、楕円形の葉が対生する。夏、青や白色の花びら状の萼(がく)をもつ装飾花に囲まれた小花を多数つける。さわあじさい。