やみ‐つき【病み付き】
1 病気にかかること。また、病気のかかりはじめ。「初産でお玉を生んで置いて、とうとうそれが—で亡くなった」〈鴎外・雁〉 2 趣味や勝負事に熱中してやめられなくなること。「大穴を当てて以来、競馬に...
やみ‐つ・く【病み付く】
[動カ五(四)] 1 病気になる。わずらう。「—・いてからもう半月になる」 2 物事に熱中してやめられなくなる。「あいつを吉原へ連れていて、—・かせてやらう」〈咄・無事志有意〉
やみ‐テン【闇聴】
⇒黙聴(だまテン)
やみ‐と【闇と】
[副]むやみに。やたらに。「—ぶんのめすから」〈滑・浮世床・初〉
やみ‐とりひき【闇取引】
[名](スル) 1 定められた販路によらず、ひそかに売買したり、公定価格でない値段で売買したりすること。 2 交渉などを、世間に隠れてこっそり行うこと。「対立候補と—する」
やみ‐ながし【闇流し】
物資を定められた販路を通さず、闇取引で売ること。
やみ‐なべ【闇鍋】
「闇汁(やみじる)」に同じ。
やみなべ‐しょうほう【闇鍋商法】
商品やサービスの内容の一部を伏せて販売する方法。包装に味を明記しない菓子や、ミステリーツアーなど。名称は、手に取るまで内容のわからないさまが、闇鍋(闇汁)に似ることから。
闇(やみ)に烏(からす)
見分けがつかないことのたとえ。闇夜に烏雪に鷺(さぎ)。
闇(やみ)に暮(く)・る
1 日が暮れて暗い夜となる。「月も出でて—・れたる姨捨(をばすて)に何とて今宵訪ね来つらむ」〈更級〉 2 悲しみなどのために、分別がつかなくなる。「—・れて臥(ふ)し沈み給へるほどに」〈源・桐壺〉