やれ‐ごも【破れ薦】
粗末なこも。やぶれごも。「さし焼かむ小屋(をや)の醜屋(しこや)にかき棄(う)てむ—を敷きて」〈万・三二七〇〉
やれ‐ごろも【破れ衣】
やぶれた衣服。やれぎぬ。やぶれごろも。
やれ‐さて
[感] 1 ふと心づいたり、不審がとけたりしたときなどに言う語。やれ、そこで。いや、それでは。「—、太郎冠者。珍しや」〈虎明狂・墨塗〉 2 歌などの囃子詞(はやしことば)。「櫛になりたや、—、薩...
やれ‐ま【破れ間】
屋根・壁などのやぶれたすきま。
やれ‐め【破れ目】
やぶれた箇所。やぶれめ。「友垣の中の—直りて」〈緑雨・門三味線〉
やれ‐やれ
[感]《「やれ」を重ねていう語》 1 困難や不安が解決したとき、大きな感動を覚えたときなどに発する語。「—、これで安心」「—、たいへんな人もいたものだ」 2 予期しない困難に出あったとき、疲労・...
や・れる【破れる】
[動ラ下一][文]や・る[ラ下二]やぶれる。こわれる。「—・れた傘」「これは少々装飾(こしらえ)が—・れて居りまする」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
ヤレン【Yaren】
南太平洋のナウル共和国の首都。ナウル島南西部に位置する。同国には自治体が存在しないため、正確には首都ではなく、事実上の首都機能を担う一地区とされる。政庁舎、国会議事堂、放送局などがあり、国際空港...
やろう【夜郎】
中国漢代に、西南地方、現在の貴州省の西境にいた異民族。西南夷の一。武帝に平定されて漢の郡県に編入された。
や‐ろう【夜漏】
夜の時刻をはかる水時計。転じて、夜の時刻。「ここに—三更にして、狐の声聞こゆ」〈万・三八二四・左注〉