ゆるび【緩び】
ゆるむこと。ゆるやかになること。ゆるみ。「—なき御仲らひかな」〈源・野分〉
ゆる・ぶ【緩ぶ/弛ぶ】
《「許す」と同語源。古くは「ゆるふ」》 [動バ四] 1 「ゆるむ1」に同じ。「箏の琴のいたう—・びたるを」〈狭衣・二〉 2 「ゆるむ2」に同じ。「心安き独り寝の床にて—・びにけりや」〈源・末摘...
ゆる‐ふわ【緩ふわ】
[形動]俗に、ゆとりや柔らかさがあり好ましいさま。「—パーマ」「—な作風」
ゆる‐ふん【緩褌】
《「ふん」は「ふんどし」の略》 1 ふんどしの締め方のゆるいこと。また、ゆるく締めたふんどし。 2 締まりがなく、緊張を欠くこと。
ゆるま・る【緩まる/弛まる】
[動ラ五(四)]ゆるくなる。ゆるむ。「瓶の蓋(ふた)が—・る」「寒気が—・る」
ゆるみ【緩み/弛み】
ゆるんでいること。また、そのものや、その程度。「気の—が出る」
ゆる・む【緩む/弛む】
[動マ五(四)] 1 ぴんと張ったものがたるむ。締めぐあいが弱くなる。ゆるくなる。「ねじが—・む」「ひもが—・む」 2 緊張がほぐれる。油断する。「気が—・む」 3 厳しかった状態・程度がゆる...
ゆる‐め【緩め/弛め】
[名・形動]いくらかゆるいこと。ゆるい感じであること。また、そのさま。「帯を—に結ぶ」⇔きつめ。
ゆる・める【緩める/弛める】
[動マ下一][文]ゆる・む[マ下二] 1 ゆるむようにする。ゆるくする。「帯を—・める」「ネクタイを—・める」 2 油断する。「最後まで気を—・めるな」 3 厳しさを次第になくする。ゆるやかにす...
ゆる‐やか【緩やか】
[形動][文][ナリ] 1 締め方や張り方がきつくないさま。衣服などのゆったりしたさま。「—な着心地」「—に結ぶ」 2 動きや勢いが激しくないさま。ゆっくりしたさま。「水車が—に回る」「—な流れ...