ゆ【弓】
ゆみ。多く、他の語の上に付けて用いる。「—末(ずえ)」「—弦(づる)」「—弭(はず)」
ゆ【斎】
斎(い)み浄(きよ)めること。神聖なこと。助詞「つ」を伴って、また直接に名詞の上に付けて用いられる。「—種(だね)」「—槻(つき)」「—庭(にわ)」→斎(ゆ)つ
ゆ【揺】
琴などを弾くとき、余韻を波うたせるために左手の指先を軽く弦に当てて揺すること。また、その奏法や音。「—の音(ね)深う澄ましたり」〈源・明石〉
ゆ【湯】
1 水を煮えたたせて熱くしたもの。「やかんで—を沸かす」 2 入浴するために沸かした水。また、風呂(ふろ)。「—に入る」「—に行く」 3 温泉。いでゆ。「—の町」 4 鋳造に用いる、金属を熱して...
ゆ【柚】
ユズ。また、ユズの実。《季 秋 花=夏》「一片の葉の真青なる—の実かな/蛇笏」「三輪漬(みつわづけ)は—の香ゆかしく」〈露伴・五重塔〉
ゆ
[助動][え|え|ゆ|ゆる|ゆれ|○]《上代語》四段・ナ変・ラ変動詞の未然形に付く。 1 受け身の意を表す。…れる。「手束杖腰にたがねてか行けば人に厭(いと)はえかく行けば人に憎まえ」〈万・八〇...
ゆ
[格助]《上代語》名詞に付く。 1 動作・作用の起点を表す。…から。「朝に日(け)に見まく欲りするその玉をいかにせばかも手—離(か)れずあらむ」〈万・四〇三〉 2 動作の移動・経由する場所を表す...
ユアン【元】
《(中国語)》⇒げん(元)2
ゆ‐あか【湯垢】
1 鉄瓶・浴槽などの内側に付着する垢に似たもの。水中に含まれるマグネシウムやカルシウムの沈殿したもの。 2 缶石(かんせき)のこと。
ゆ‐あがり【湯上(が)り】
1 風呂から出たばかりの時。「—のビール」「—タオル」 2 湯治を終えること。湯治して病気が治ること。「めでたや今の—は、永々の中風病み」〈浄・百合若大臣〉