よしむら【吉村】
姓氏の一。 [補説]「吉村」姓の人物吉村昭(よしむらあきら)吉村公三郎(よしむらこうざぶろう)吉村寅太郎(よしむらとらたろう)吉村冬彦(よしむらふゆひこ)吉村万一(よしむらまんいち)
よしむら‐あきら【吉村昭】
[1927〜2006]小説家。東京の生まれ。津村節子の夫。はじめは短編小説を書くが、長編「戦艦武蔵」で戦史小説に新境地を開き、その後歴史小説を多く手がける。「破獄」で芸術選奨。他に「星への旅」「...
よしむら‐いじゅうろう【芳村伊十郎】
長唄唄方。 (6世)[1859〜1935]駿河の生まれ。豪快な芸風で、明治後期から昭和初期にかけて一世を風靡(ふうび)した。
(7世)[1901〜1973]東京の生まれ。声量豊かな美声で人気...
よしむら‐こうざぶろう【吉村公三郎】
[1911〜2000]映画監督。滋賀の生まれ。女性映画の巨匠と呼ばれ、主演女優の魅力を引き出す手腕が高く評価された。新藤兼人(かねと)らと「近代映画協会」を設立。代表作「暖流」「安城家の舞踏会」...
よしむら‐とらたろう【吉村寅太郎】
[1837〜1863]江戸末期の尊攘派志士。土佐の人。武市瑞山の勤王党に参加し、尊王攘夷運動に活躍。藤本鉄石らと天誅組を組織、大和で倒幕の兵を挙げたが敗死。
よしむら‐パターン【吉村パターン】
円筒を上下からつぶしたときに現れる変形構造。折り目は直角二等辺三角形が連続したダイヤモンド型のパターンになることを、昭和26年(1951)に工学者の吉村慶丸が見出した。このパターンを施した円筒構...
よしむら‐ふゆひこ【吉村冬彦】
寺田寅彦(てらだとらひこ)の筆名。
よしむら‐まんいち【吉村万一】
[1961〜 ]小説家。愛媛の生まれ。本名、浩一。高校教師を経て、養護学校教諭として在職中に作家活動に入る。「ハリガネムシ」で芥川賞受賞。他に「クチュクチュバーン」など。
よしむら‐りゅう【吉村流】
日本舞踊の上方舞の流派の一。明治中期に吉村ふじが創始。繊細で軽妙な技法を特色とする。