よしのちょうたいへいき【吉野朝太平記】
鷲尾雨工による長編小説。全6巻。楠木正儀を中心に、南北朝の動乱期を描く大河小説。昭和10年(1935)から昭和15年(1940)に刊行。第1巻・第2巻が昭和10年(1935)、第2回直木賞受賞。
よしの‐ぬり【吉野塗】
吉野地方産の漆器。膳(ぜん)・椀(わん)の類が多く、吉野絵とも称されるものは黒漆地に朱漆で木芙蓉(もくふよう)などを描く。
よしの‐の‐あんぐう【吉野行宮】
延元元年=建武3年(1336)から正平3年=貞和4年(1348)まで、吉野に逃れた後醍醐天皇の行宮。吉野宮(よしののみや)。
よしの‐の‐みや【吉野宮】
吉野町宮滝にあったと推定されている古代の離宮。斉明・天武・持統・文武・元正・聖武など各天皇の行幸があった。 ⇒吉野行宮(よしののあんぐう)
よしの‐びな【吉野雛】
木彫りで彩色した、立ち姿の雛人形。
よしのぶしゅう【能宣集】
大中臣能宣の家集。成立年未詳。三十六人集の一つ。
よし‐のぼり【葦登】
ハゼ科の淡水魚。河川・湖沼にすみ、全長4〜12センチ。ハゼに似て、ふつう黄褐色または灰褐色の地に暗色斑があり、雄の第1背びれは長く伸びている。佃煮などにする。ごり。いしぶし。
よしのみくまり‐じんじゃ【吉野水分神社】
奈良県吉野郡吉野町吉野山にある神社。主神は天水分命(あまのみくまりのみこと)。本来は水の分配をつかさどる神だが、「みくまり」が訛(なま)って「みこもり(御子守)」となり、子守・子授けの神として祭...
よしの‐もうで【吉野詣で】
吉野の金峰山寺(きんぶせんじ)に参詣すること。また、その人。
よしの‐やま【吉野山】
奈良県中部、大峰山脈北端の尾根の称。南朝の所在地で史跡に富み、また金峰山寺(きんぶせんじ)(蔵王堂)があり、修験道の根拠地。桜の名所で、平安中期から寄進により植えられた。平成16年(2004)「...