こと‐さきく【事幸く】
[副]無事で。平安に。しあわせに。「—、ま幸(さき)くませと」〈万・三二五三〉 [補説]一説に、「言(こと)幸く」で、言霊(ことだま)の力によって無事であるように、の意とも。
こと‐うら【琴占】
古代の占いの一。琴を弾いて神霊を迎え、神がかりした人の口から出る託宣によって吉凶を占った。後世は、琴の代わりに琴板(こといた)を笏(しゃく)でたたいて占った。→琴板
こと‐も‐あろう‐に【事も有ろうに】
[連語]《名詞「こと」+係助詞「も」+動詞「あり」の未然形+推量の助動詞「う」の連体形+接続助詞「に」》とった行動が非常に好ましくないことを表す。ほかにも適当なやり方があるだろうに。よりによって...
事(こと)しもあれ
事もあろうに。よりによって。「—、威儀の親王(みこ)をさへせさせ給へりしよ」〈大鏡・師輔〉
こと【事】
《「言(こと)」と同語源》 「もの」が一般に具象性をもつのに対して、思考・意識の対象となるものや、現象・行為・性質など抽象的なものをさす語。 1 世の中に起こる、自然または人事の現象。事柄。出...
事(こと)を欠(か)・く
1 必要な物がなくて不自由する。不足する。「毎日食べる物にも—・いている」 2 ほかに適当なことがあるはずなのに、よりによってこんなことをする、という非難の気持ちを込めていう言葉。「言うに—・い...
ご‐どう【五道】
仏語。人が善悪の因によって行く五つの世界。地獄・餓鬼・畜生・人間・天上。五悪趣。五趣。
ごとべい‐どう【五斗米道】
中国、後漢末に起こった初期道教の宗教結社。2世紀後半、張陵が老子から呪法を授かったと称して創始。自ら天師と称し、祈祷(きとう)によって病気を治し、謝礼として米5斗を納めさせた。孫の張魯(ちょうろ...
こどものひんこん‐たいさく【子供の貧困対策】
子供の将来が生まれ育った環境によって左右されない社会を実現するために、国と地方公共団体の関係機関が連携して行う、子供の教育・生活に関する支援、保護者に対する就労支援、経済的支援などの施策。
コビッド‐じゅうきゅう【COVID-19】
《coronavirus disease 2019》2019年12月に報告された新型コロナウイルスによる、肺炎などの感染症。中国の湖北省武漢市で発生し、日本を含む世界各地に広がった。頭痛・高熱・...