よも‐の‐あらし【四方の嵐】
1 あたりを吹き荒れる嵐。 2 浮世の波風。「浅茅生(あさぢふ)の露のやどりに君を置きて—ぞしづ心なき」〈源・賢木〉
よも‐の‐うみ【四方の海】
四方(しほう)の海。四海。
よも‐の‐かみ【四方の神】
諸方の神々。多くの神々。「—たちの神楽(かぐら)の詞(ことば)をはじめて」〈十六夜日記〉
夜(よ)も日(ひ)も明(あ)け◦ない
それがないと一時たりとも過ごすことができない。「女房なしには—◦ない」
よも‐や
[副]《副詞「よも」に助詞「や」を付けて意味を強めたもの》 1 万が一にも。いくらなんでも。「—負けることはあるまい」 2 (あとに推量の表現を伴って)きっと。たぶん。「—張替ぐらゐはわかるだら...
よも‐やま【四方山】
1 《「よもやも(四方八方)」の音変化か》世間。また、世間のさまざまなこと。「—の話をする」 2 四方にある山。周囲の山々。「—の茂きを見れば悲しくて鹿鳴きぬべき秋の夕暮れ」〈和泉式部集・上〉
よもやま‐ばなし【四方山話】
いろいろな話題の話。世間話。「—で暇をつぶす」
よも‐やも【四方八方/四面八面】
しほうはっぽう。諸方。「名、—に流(し)けり」〈欽明紀〉
よ‐や
[感]他人に強くよびかけることば。おおい。「猫又、—、—と叫べば」〈徒然・八九〉
よ‐や
[連語]《間投助詞「よ」と「や」の重なったもの》感動・詠嘆の気持ちをこめて聞き手に働きかける語。「阿弥陀仏—、おいおい」〈今昔・一九・一四〉