け‐ぶり【気振り】
それらしいようす。気配。そぶり。「細君が主(あるじ)の好奇を喜ばない—が、お庄には見えすくように思えて来た」〈秋声・足迹〉
けしき‐ば・む【気色ばむ】
[動マ五(四)] 1 怒ったようすを表情に現す。むっとして顔色を変える。「—・んで席を立つ」 2 それらしいようすが現れる。 ㋐花が咲きそうになる。「梅の花のわづかに—・みはじめて」〈源・幻〉 ...
け・し【怪し/異し】
[形シク] 1 あるべき状態と異なっている。非難すべきである。「はろはろに思ほゆるかも然れども—・しき心を我(あ)が思はなくに」〈万・三五八八〉 2 納得がいかない。変だ。→けしかる →けしゅう...
こう‐えん【好演】
[名](スル)みごとに演じること。また、すばらしい演技・演奏。「新人が—した」
けい‐かん【景観】
1 風景。景色。特に、すばらしいながめ。「壮大な—」 2 《(ドイツ)Landschaft、(英)landscapeの訳語。植物学者の三好学が考案》人間が視覚的に認識する風景。もとは地理学・植物...
け‐うと・い【気疎い】
[形][文]けうと・し[ク]《近世初期からは「きょうとい」とも発音した》 1 見たり聞いたりするのがいとわしい。「やがて—・い雨の暗くたそがれて行く夕方を」〈三重吉・桑の実〉 2 人けがなく不気...
けい‐もん【荊門】
いばらで作った門。また、みすぼらしい家。「南に寂々(せきせき)たる—あり」〈謡・老松〉
けが・し【汚し/穢し】
[形シク]けがらわしい。きたならしい。「年経(ふ)れば—・しきみぞに落ちぶれて濡れしほどけぬいとほしの身や」〈夫木・三六〉
げ‐さ
[接尾]形容詞・形容動詞などの語幹に付いて名詞をつくり、いかにも…らしいさま、見るからに…そうなようす、などの意を表す。「あさましううつくし—添ひ給へり」〈源・桐壺〉
けがらわし・い【汚らわしい/穢らわしい】
[形][文]けがらは・し[シク]けがれている。きたならしい。自分まで汚れそうで不快な感じがする。「—・い金」「そんな話は耳にするのも—・い」 [派生]けがわらしげ[形動]けがらわしさ[名]