わき‐がお【脇顔】
横顔。「—うつくしく」〈浮・一代男・六〉
わき‐がかり【脇懸かり】
他人のことに関係すること。また、他人に関係を及ぼすこと。「我が子の戯気(たはけ)は思はず、—の恨みが出る」〈浄・寿の門松〉
わき‐がき【脇書(き)】
1 そばに書き添えること。また、そのように書いたもの。 2 「脇付(わきづけ)」に同じ。
わき‐がけ【脇掛(け)】
浄土真宗で、仏壇の本尊の左右に下げる如来の名号(みょうごう)または絵像の掛け軸。
わき‐がたな【脇刀】
腰に差す小刀。腰刀。〈日葡〉
わき‐がたり【脇語り】
「脇太夫(わきたゆう)」に同じ。
わき‐がま【脇窯】
楽焼きの一派。京都の楽本家以外のもの。→本窯
わき‐がまえ【脇構え】
剣道で、右足を引いてからだを右斜めに向け、頭を正面に保ち、刀を右脇にとり切っ先を後ろに下げた構え。陽の構え。
わき‐がんな【脇鉋】
敷居の溝や小穴の側面を削るのに用いる溝鉋。
わき‐きょうげん【脇狂言】
1 正式な五番立ての演能で、脇能の次に上演される狂言。めでたい内容の曲が多い。 2 江戸時代の歌舞伎で、1日の興行の最初に行う三番叟(さんばそう)に次いで演じられた狂言。祝言性の濃い儀礼的なもの...