わき‐びき【脇引/腋引】
1 鎧(よろい)の脇の下に当てる小具足。革または鉄で作り、両肩からそれぞれ反対側の脇下につりさげる。わきあて。 2 (脇引)日本料理で、一の膳(ぜん)を下げて、そのあとに出される膳。
わき‐びゃくしょう【脇百姓】
中世の名主(みょうしゅ)、近世の本百姓より身分の一段低い農民。
わき‐ふさぎ【脇塞ぎ】
「脇詰め」に同じ。
わき‐ほんじん【脇本陣】
江戸時代の宿駅で、本陣の予備にあてた宿舎。
わきま・う【弁ふ/辨ふ】
[動ハ下二]「わきまえる」の文語形。
わきまえ【弁え/辨え】
1 物事の違いを見分けること。弁別。「前後の—もなく酔いつぶれる」 2 道理をよく知っていること。心得。「—のない人」 3 つぐない。弁償。「おのれが金千両を負ひ給へり。その—してこそ出で給はめ...
わきま・える【弁える/辨える】
[動ア下一][文]わきま・ふ[ハ下二] 1 物事の違いを見分ける。弁別する。区別する。「事の善悪を—・える」「公私の別を—・えない」 2 物事の道理をよく知っている。心得ている。「礼儀を—・える...
わきまち【脇町】
徳島県美馬(みま)市の地名。吉野川北岸に位置し、江戸時代より藍の集散地として発達。うだつ(袖壁)を備えた歴史的建造物の並ぶ一画は、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている。
わき‐み【脇見】
[名](スル)わきに目を向けること。他のことに気をとられること。よそみ。脇目。「—して運転を誤る」
わきみ‐うんてん【脇見運転】
他のことに気を取られた状態で車両などを運転すること。特に、前方から視線を外して車を運転すること。外在的前方不注意。→漫然運転