わたくし‐いくさ【私戦/私軍】
個人的な恨みから起きた戦い。私闘。「—益なしとて帰り候はん事こそ」〈義経記・五〉
わたくし‐がね【私金/私銀】
こっそり蓄えている金銭。内証金。へそくり。「人の知らぬ—」〈浮・一代男・七〉
わたくし‐ごころ【私心】
1 自分の利益ばかりを考える心。また、個人的な感情。ししん。「—のない人」 2 ひそかに恋い慕う心。「むつかしき—の添ひたるも苦しかりけり」〈源・東屋〉
わたくし‐ごと【私事】
1 公的でない、自分だけに関係した個人的な事柄。しじ。「—で早退する」「—で恐縮ですが」 2 自分だけのこととして、秘密にしていること。内証事。隠し事。
わたくし‐ざま【私様】
[名・形動ナリ]うちうちのことであること。また、そのさま。「—に聞こえさせなんどせむは」〈狭衣・一〉
わたくし‐しょうせつ【私小説】
⇒ししょうせつ(私小説)
わたくし・する【私する】
[動サ変][文]わたくし・す[サ変] 1 公のものを自分のもののように扱う。私物化する。また、ひとりじめする。「公金を—・する」「政治を—・する」「ゆめ一人の人になその尊き身を—・せしめ給いそ」...
わたくし‐たち【私達】
[代]一人称の人代名詞。「わたくし(私)」の複数形。わたしたち。
わたくし‐だ【私田】
⇒しでん(私田)
わたくし‐ども【私共】
[代]一人称の人代名詞。自分、または自分の家族・集団などをへりくだっていう語。手前ども。わたくしたち。「—もみな元気に暮らしております」