わら‐かか【藁嚊】
わらくずにまみれ汚れている女房。農家の主婦。「稲臼をひく—に読んで聞かせ侍るに」〈浮・一代男・跋〉
わらか・す【笑かす】
[動サ五(四)]「わらわかす」の音変化。「こんなときに人を—・しちゃいけない」
わら‐がこい【藁囲い】
防寒のため、庭木などにわらで囲いをすること。また、その囲い。
藁(わら)が◦出(で)る
隠していた欠点が現れる。ぼろが出る。「しかるをさえぎって言へば言ふほど—◦出て見苦しし」〈浄・当麻中将姫〉
わら‐がみ【藁紙】
稲わらの繊維を原料として作った粗悪な紙。
ワラキア【Walachia】
ルーマニア南部の歴史的呼称。トランシルバニアアルプスとドナウ川の間をさす。古代ダキアの一部で、2世紀にローマ帝国の属州となり、6世紀にスラブ人が移住。14世紀にワラキア公国として独立。15世紀か...
わ‐らく【和楽】
[名](スル)互いにうちとけて楽しむこと。「どうしておまえがたはいつもそう—していられるのじゃ」〈中勘助・鳥の物語〉
わら‐ぐつ【藁沓】
1 積雪地などで用いる、わらを編んで作ったくつ。《季 冬》 2 わらで編んだ草履。わらじ。「—、直垂(ひたたれ)を召して」〈伽・文正〉
わら‐こうひん【藁工品】
わらを原料として作った品物。むしろ・縄・帽子・人形など。
わら‐こんごう【藁金剛】
わらで編んだ金剛草履。