わか‐とし【若年】
1 小正月のこと。 2 新年。
わか‐との【若殿】
1 貴人の跡取り息子の敬称。⇔大殿(おおとの)。 2 幼い主君の敬称。わかぎみ。
わか‐とのばら【若殿原】
若い武士たち。また、若い人たち。「—に争ひて先を駆けんもおとなげなし」〈平家・七〉
わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】
平安後期の歌学書。10巻。藤原範兼著。久安元年(1145)ごろの成立か。万葉集以下の諸歌集の歌を、日・月など22項の部類に分けて語釈・出典を記し、さらに雑体・歌の病・歌合判について述べたもの。
わか‐どころ【和歌所】
勅撰和歌集の編纂(へんさん)のために宮中に設けられた臨時の役所。天暦5年(951)村上天皇が梨壺(なしつぼ)に設置したのに始まる。別当・開闔(かいこう)・寄人(よりゅうど)などが置かれた。→御歌...
わか‐どしより【若年寄】
1 江戸幕府の職名。老中に次ぐ重職で、旗本および老中支配以外の諸役人を統轄。小禄の譜代大名の中から通常数名が任ぜられた。少老。 2 若いのに言動が年寄りじみた人。
わか‐どり【若鳥/若鶏】
1 (若鳥)生まれて間もない鳥。ひな鳥。 2 生後80日前後の若い鶏。また、その肉。肉が柔らかい。
わか‐な【若名】
若い時の名。幼名。「われわれ年も半ばふけ、—にてもいかがに候」〈咄・醒睡笑・二〉
わか‐な【若菜】
1 春に芽ばえたばかりの食用になる草。「—を摘む」 2 年頭の祝儀に用いる七種の新菜。古く宮中で、正月の初の子(ね)の日(のち7日)に、万病を除くとしてこれを羹(あつもの)にして食べる習わしがあ...
わかな【若菜】
源氏物語第34・35巻の巻名。上・下に分ける。光源氏39歳から47歳。女三の宮の光源氏への降嫁、明石女御の皇子出産、柏木と女三の宮との事件などを描く。 狂言。和泉流。果報者が仲間と野遊びに出...