いや‐でも【否でも】
[副] 1 たとえ好まなくても。「—うわさが耳に入る」 2 なんとしても。是が非でも。「明日までには—この仕事を終わらせる」
否(いや)でも応(おう)でも
承知でも不承知でも。どうしても。なにがなんでも。否が応でも。「—引き受けてもらう」「—今日いっぱいで締め切りだ」
嫌(いや)という程(ほど)
1 それ以上いらないというくらい。あきるほど。「その話は—聞かされた」 2 ひどく。「—腰を打つ」
いや‐とも【否とも】
[副]いやでも何でも。どうでもこうでも。「まだこの上にも四の五のあれば、—に出所(でんど)沙汰」〈浄・忠臣蔵〉
いや‐とよ【否とよ】
[感]《感動詞「いや(否)」+連語「とよ」から》いや、そうではないよ。いやいや。いなとよ。「—源太。都はいまだ軍(いくさ)なかば、そなた一人帰されしは心得ず」〈浄・盛衰記〉
イヤドロップ【eardrop】
耳飾りの一種。耳たぶから垂れ下がった形のもの。
いや‐な・し【礼無し】
[形ク]礼儀を欠いている。無礼である。「まつろはず—・き人等(ひとども)なり」〈記・中〉
いや‐に
[副]《形容動詞「いや(嫌)だ」の連用形から》 1 状態が異常であるさま。妙に。変に。「何だか—静かな晩だ」 2 程度がはなはだしいさま。非常に。ひどく。「この本は—難しい」
いや‐はて【弥終】
いちばんの果て。最終。最後。「句聖(くひじり)の死をなげきつつ—のしら梅の句をすがしむわれは」〈吉井勇・玄冬〉
いや‐はや
[感]驚きあきれたとき、また、落胆したときなどに発する語。これはまあ。いやもう。「—、たいへんな散らかりようだ」「—、面目ない」