い・する【医する】
[動サ変][文]い・す[サ変]病気を治す。また、疲れや飢え、心の傷などをなくす。いやす。「渇(かつ)を—・する」「秋の夜長に寂寥(せきりょう)と鬱陶を—・する、只此効能あるのみなり」〈逍遥・小説神髄〉
い・する【委する】
[動サ変][文]ゐ・す[サ変] 1 まかせる。委任する。「処理は会長に—・する」 2 かまわないで、そのままにしておき、成り行きにまかせる。「わが身を運命に—・する」 3 捨てる。「栄光を泥土に...
い・する【慰する】
[動サ変][文]ゐ・す[サ変]なぐさめる。いたわりねぎらう。「幹事の労を—・する」
いたいけ・す【幼気す】
[動サ変]幼くてかわいいようすをする。「実(げ)にさもと覚えてをかしく、—・したりしよし語り侍りき」〈沙石集・三〉
いっ・する【逸する】
[動サ変][文]いっ・す[サ変] 1 ㋐ある枠から外れる。それる。「常軌を—・した行為」 ㋑《「佚する」とも書く》なくなる。散逸する。「本文を—・した古文書」 ㋒心のままに過ごす。気ままに楽しむ...
いまそう・ず【坐さうず】
[動サ変]《動詞「いまさう」の連用形にサ変動詞「す」の付いた「いまさいす」の音変化》(人々が)いらっしゃる。おいでになる。「御房たちも—・じけり」〈大鏡・道長下〉
いん・する【印する】
[動サ変][文]いん・す[サ変] 1 印(いん)や型を押す。「契約書に—・する」 2 しるしを残す。跡をつける。また、しるしが残る。「未踏の地に第一歩を—・する」「轍(わだち)の跡は深く軟かい路...
いん・する【淫する/婬する】
[動サ変][文]いん・す[サ変] 1 (多く「…に淫する」の形で)度が過ぎる。度を過ごして熱中する。ふける。「酒色に—・する」「読書に—・する」 2 みだらなことをする。
うけ‐そん・じる【受(け)損じる】
[動ザ上一]「うけそんずる」(サ変)の上一段化。「ピッチャーが投げた球を—・じる」
うけ‐そん・ずる【受(け)損ずる】
[動サ変][文]うけそん・ず[サ変]受け止めようとして失敗する。受け損なう。「千に一つも—・ずる事は無い」〈太宰・竹青〉