だれ‐それ【誰某】
[代]《古くは「たれそれ」》不定称の人代名詞。具体的な名をあげないで人をさしたり、名のわからないときに人をさしたりする語。なにがし。「—に聞いた話」「—とかいう人も来ていた」
だれだはなぞのをあらすものは【誰だ?花園を荒す者は!】
中村武羅夫の文芸評論。昭和3年(1928)「新潮」誌に発表。純文学という花園の文学的純粋性を、政治性をもって荒そうとするプロレタリア文学への危機感を表明している。
だれ‐だれ【誰誰】
《古くは「たれたれ」》不定称の人代名詞。 1 具体的でなく、漠然と二人以上の人をさす語。だれとだれ。「今日の参加者は—か」 2 なんとかいう人。だれそれ。「どこの—かわからない」
ダレ‐ダワ【Dire Dawa】
⇒ディレダワ
だれでも‐トイレ【誰でもトイレ】
高齢者、車椅子使用者、乳幼児連れや妊婦、排泄器官障害者など、さまざまな人が利用しやすいように設計されたトイレ。平成8年(1996)に公布された「東京都福祉のまちづくり条例施行規則」で用いられた言葉。
だれ‐とく【誰得】
《「誰が得をするのか」の略》俗に、世間では不人気だろう、無価値だろうと感じられる物事についていう語。「—の企画」
誰(だれ)に見(み)しょとて紅(べに)鉄漿(かね)つきょうぞ
歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)」の詞章。あとに「みんなぬしへの心中立て」と続く。誰に見せようとして顔に紅をひき、お歯黒を塗ったりしましょうか、みんな恋しいあなたに真...
だれ‐ば【だれ場】
講談・落語などで、客が退屈するような地味な場面。
だれも‐かも【誰も彼も】
[連語]《古くは「たれもかも」》あの人もこの人も。すべての人が。だれもかれも。「—が噂している」
だれも‐かれも【誰も彼も】
[連語]「だれもかも」に同じ。「—同じ意見だ」