鶴(つる)の一声(ひとこえ)
多くの人の議論や意見をおさえつける、有力者・権威者の一言。「社長の—で決まる」
つる‐の‐ほうちょう【鶴の庖丁】
江戸時代、正月17日に、将軍から朝廷に献上した鶴を、清涼殿で料理した儀式。料理人が衣冠を正し、故実により調理した。
つるのまい‐はし【鶴の舞橋】
青森県西部の津軽富士見湖に架かる橋。日本一長い木製の三連太鼓橋で、全長300メートル、幅3メートル。鶴が羽を広げたようなアーチ形をしている。
つる‐の‐まる【鶴の丸】
紋所の名。翼を広げた鶴を円形に図案化したもの。
つるのめ【鶴の眼】
石田波郷の俳句集。昭和14年(1939)刊行。
つる‐はぎ【鶴脛】
着物の短い裾からすねが長く現れること。また、そのすね。「継の布のわわけたる—にて」〈宇津保・吹上下〉
つる‐はし【鶴嘴】
堅い土を掘り起こすときなどに用いる鉄製の工具。鶴の嘴(くちばし)のように両先端をとがらせ、木の柄をつけたもの。つるのはし。
つる‐はじき【弦弾き】
「弓懸(ゆがけ)」に同じ。
鶴(つる)は千年(せんねん)亀(かめ)は万年(まんねん)
《「淮南子(えなんじ)」説林訓の「鶴の寿は千歳」などから》長寿で、めでたいことのたとえ。
つるはちつるじろう【鶴八鶴次郎】
川口松太郎の短編小説。昭和9年(1934)発表。著者による「芸道もの」の代表作。「風流深川唄」「明治一代女」と併せて昭和10年(1935)に第1回直木賞受賞。昭和13年(1938)、昭和31年(...