にんにく‐の‐けさ【忍辱の袈裟】
仏語。忍辱の心を、身を守る袈裟にたとえていう語。転じて、袈裟のこと。忍辱衣(え)。忍辱の衣(ころも)。
にんにく‐の‐ころも【忍辱の衣】
「忍辱の袈裟(けさ)」に同じ。
にん‐にち【人日】
作業者の手間を数える語。ある仕事に1日(ふつう8時間)を要する人員数で表す。人件費の見積りなどに用いられ、5人で3日かかる仕事は15人日となる。「20—として見積もる」「—計算」→人工(にんく)...
にん‐にょう【人繞】
漢字の繞(にょう)の一。「元」「充」「児」などの「儿」の称。人足(ひとあし)。
にん‐にん【人人】
各人。めいめい。「是れは全く—の貧富に由ることにして」〈福沢・福翁百話〉
にんにん‐かいご【認認介護】
認知症の家族を介護している人もまた認知症を患っている状態。
にん‐のう【人皇】
《「にんおう」の連声(れんじょう)》神代と区別して神武天皇以後の天皇。じんこう。
にんのう‐え【仁王会】
天下太平・鎮護国家を祈願するために、仁王経を講説・讃嘆する法会(ほうえ)。斉明天皇6年(660)に始まり、奈良・平安時代には年中行事化した。宮中の大極殿・紫宸殿(ししんでん)・清涼殿などで行われた。
にんのう‐こう【仁王講】
「仁王般若経」を講じ読誦する法会(ほうえ)。護国・万民豊楽を祈願して行う。
にんのう‐はんにゃきょう【仁王般若経】
大乗経典。漢訳に鳩摩羅什(くまらじゅう)訳「仁王般若波羅蜜経」(略称、仁王経)2巻と、唐の不空訳「仁王護国般若波羅蜜多経」(略称、仁王護国経・新訳仁王経)2巻の2種がある。般若波羅蜜を受持するこ...