くらいかわ【暗い河】
《原題A Bend in the River》インド系英国人作家、ナイポールの長編小説。アフリカを舞台に、インド系移民の青年の姿を描く。1979年刊。ベストセラーとなり、ブッカー賞の候補になった。
キッチン
吉本ばななの短編小説。昭和62年(1987)、第6回海燕新人文学賞を受賞。同作を表題作とする小説集は、昭和63年(1988)刊行。処女小説集ながらベストセラーとなった。
かなしみよこんにちは【悲しみよこんにちは】
《原題、(フランス)Bonjour tristesse》サガンの処女長編小説。1954年刊。著者が18歳のときの作品で、南仏を舞台に10代の少女のひと夏の経験を描いてベストセラーとなる。同年、批...
がくれきむようろん【学歴無用論】
井深大とともにソニーを創業した企業家、盛田昭夫によるビジネス書。昭和41年(1966)刊行。当時ソニーの副社長だった盛田による初の経営書で、日本企業の年功序列制度や学歴主義を批判し、ベストセラー...
ろうじんりょく【老人力】
美術家・小説家の赤瀬川原平による随筆集。雑誌「ちくま」で平成9年(1997)から連載を開始したエッセー「老人力のあけぼの」をまとめ、平成10年(1998)に刊行。ベストセラーとなり、第53回毎日...
まいにちがにちようび【毎日が日曜日】
城山三郎の小説。昭和50年(1975)「読売新聞」に連載。単行本は昭和51年(1976)刊行。50代で窓際族となった商社マンの日常と悲哀を描き、ベストセラーとなる。
ポートノイのふまん【ポートノイの不満】
《Portnoy's Complaint》米国の作家、フィリップ=ロスの小説。1969年刊行。一人称の語りにより、ニューヨークに住むユダヤ人青年の、母親との屈折した関係などを描きベストセラーとなった。
むぎとへいたい【麦と兵隊】
火野葦平の中編小説。日中戦争中に戦地で書かれた徐州作戦の従軍記。昭和13年(1938)、「改造」誌に発表。単行本は同年刊行され、ベストセラーとなる。続く「土と兵隊」「花と兵隊」とあわせ、兵隊三部...
マッハのきょうふ【マッハの恐怖】
柳田邦男によるノンフィクション。全日空ボーイング727型機墜落事故など、昭和41年(1966)に続発した航空機事故の原因を追究した作品。NHK記者時代の昭和46年(1971)に刊行され、ベストセ...
ヘスペルス【(ドイツ)Hesperus】
ジャン=パウルの小説。1795年刊。上流階級の婦人を中心にベストセラーとなった、著者の出世作。