スパルティ【Sparti/Σπάρτη】
ギリシャ、ペロポネソス半島南部の都市。古代ギリシャの代表的な都市国家スパルタの現代名。スパルタやミストラの遺跡からの出土品を展示する考古学博物館があるほか、ミストラへの観光拠点として知られる。
ゼウス‐しんでん【ゼウス神殿】
《Naos tou Dia/Ναός του Διά》ギリシャ、ペロポネソス半島北西部、ゼウスの神域として知られるオリンピアにある神殿跡。古くから神域の中心となる祭壇があったが、紀元前5世紀にド...
ツキディデス‐の‐わな【ツキディデスの罠】
新興勢力が台頭し、既存勢力の不安が増大すると、しばしば戦争が起こる、ということを意味する言葉。古代ギリシャの歴史家ツキディデスが、ペロポネソス戦争を不可避なものにしたのは新興国アテネに対するスパ...
ティリンス【Tiryns/Τίρυνς】
ギリシャ、ペロポネソス半島東部アルゴリス平野にある古代都市遺跡。現代名ティリンタ。ミケーネ文明の盛期である紀元前1400年から前1200年頃に建てられた宮殿や城塞の遺跡がある。神話によるとヘラク...
デロス‐どうめい【デロス同盟】
前478年、ギリシャ諸都市がペルシアの来攻に備えて結んだ軍事同盟。デロス島で結ばれ、本部もそこに置かれた。アテネがこれを利用して強力な指導権を握ったことが、スパルタとの間のペロポネソス戦争の原因...
ドリス‐じん【ドリス人】
古代ギリシャの一民族。前1200年ごろ、西北方から鉄器をもって侵入を開始し、ミケーネ文明を破壊してペロポネソス半島やエーゲ海諸島に定住した。スパルタはその代表的都市国家。ドーリア人。
ナフプリオン【Nafplion/Ναύπλιον】
ギリシャ、ペロポネソス半島北東部にある都市。アルゴリコス湾に面する港があり、東ローマ帝国やベネチア共和国の支配の下、何度も要塞化され、パラミディ要塞やアクロナフプリア要塞が残っている。1828年...
バッサイ【Bassai/Βάσσαι】
ギリシャ、ペロポネソス半島中央部のバッサイ山中にある遺跡。紀元前420年頃に建てられたアポロエピクリオス神殿があることで知られ、1986年に世界遺産(文化遺産)に登録された。バッセ。
パトラ【Patra/Πάτρα】
ギリシャ、ペロポネソス半島北西部の港湾都市。イオニア海のパトラ湾に面する。古くからイタリアやイオニア海方面への海上交通の要衝として発展。現在も同国有数の貿易港であり、オリーブ油、ワインを輸出する...
パラミディ‐ようさい【パラミディ要塞】
《Palamidi/Παλαμήδι》ギリシャ、ペロポネソス半島北東部の都市ナフプリオンにある要塞跡。ベネチア共和国時代の17世紀末から18世紀初頭にかけて、市街南東部の標高216メートルの丘の...