しぶ‐しぶ【渋渋】
[副]気が進まぬまま、しかたなく物事をするさま。嫌々ながら。「—(と)承諾する」
[形動ナリ]
に同じ。「童(わらは)—に法師になりにけり」〈宇治拾遺・五〉
しほう‐ごし【四方輿】
手輿(たごし)の一。輿に屋形をつけ、四方を吹き放しのままですだれを垂らしたもの。上皇・摂関・大臣以下、公卿・僧綱(そうごう)などの遠出のときに用いた。僧の用いた輿の破風(はふ)は雨眉(あままゆ)...
し‐ほうだい【仕放題】
[名・形動]好きかってに、したいだけすること。また、そのさま。「わがままの—」「—なぜいたくをする」
し‐ほっかい【四法界】
仏語。華厳宗で、全宇宙を現象と本体とからみて4種に類別したもの。事としての差別的現象界である事法界、理としての平等の本体界である理法界、現象界と本体界は一体不二であるとする理事無碍(むげ)法界、...
しぼり‐ちゃきん【絞り茶巾】
茶の湯の点前(てまえ)で、冬の寒いときに、絞ったままで茶碗に仕組んで持ち出す茶巾。また、そのような点前の仕方。
しぼり‐ばなし【絞り放し】
絞り染めのくくり糸をとったあと、縮んだままにしておくこと。また、その布。
しみ‐こお・る【凍み氷る】
[動ラ四] 1 かたくこおる。こおりつく。「雪いたう積もりて—・りたる呉竹の枝に」〈狭衣・二〉 2 こおりついたように感情が働かなくなる。気がひどくめいる。「身もきるるやうに、心も—・りて」〈宇...
しめ‐きり【締(め)切り/閉(め)切り】
1 戸・窓などを、閉じたままにすること。また、閉じられたままの場所。「戸を—にする」「—の部屋」 2 (締め切り)取り扱いを打ち切ること。また、その時日。あらかじめ決められた終了の期日。「受付は...
しめ‐き・る【締(め)切る/閉(め)切る】
[動ラ五(四)] 1 戸・門・窓などを、全部しめる。また、完全にしめる。「部屋じゅうの窓を—・る」「バルブを—・る」 2 戸や窓などを、長い間しめたままにしておく。「冬の間山小屋を—・る」 3 ...
しもやま‐じけん【下山事件】
昭和24年(1949)行方不明になっていた国鉄総裁下山定則が常磐線綾瀬駅付近で轢死(れきし)体となって発見された事件。総裁が国鉄職員の大量整理案を発表し、労働組合が反対闘争を盛り上げていた最中の...