ゆう‐たまぐさ【夕玉草】
竹の葉におく露の異称。「月に聞く—の秋風に音はいつ頃寝覚めとはまし」〈蔵玉集〉
ゆう‐たん【勇胆】
いさましく度胸のあること。また、その度胸。「—豪邁列国を睥睨するの、風采を以て」〈竜渓・経国美談〉
ゆう‐たん【熊胆】
「くまのい」に同じ。
ゆう‐だ【遊惰】
[名・形動]仕事をせずぶらぶらしていること。また、そのさま。「—に時を過ごす」
ゆう‐だい【雄大】
[名・形動]規模が大きく堂々としていること。また、そのさま。「—な景観」「—な計画」 [派生]ゆうだいさ[名]
ゆう‐だすき【木綿襷】
[名]木綿(ゆう)で作ったたすき。神事に奉仕するときに用いる。「—かひなにかけて」〈万・四二〇〉
[枕] 1
をからだにかける意で、「かく」にかかる。「—かけても言ふな」〈後撰・夏〉 2 ...
ゆう‐だたみ【木綿畳】
[名]木綿(ゆう)をたたむこと。また、たたんだもの。神事に用いる。「—手に取り持ちてかくだにも我(あれ)は祈(こ)ひなむ君に逢はじかも」〈万・三八〇〉
[枕]
を神に手向(たむ)ける意で、「...
ゆう‐だち【夕立】
1 夏の午後に降る激しいにわか雨。雷を伴うことが多い。白雨(はくう)。《季 夏》「—や草葉を掴(つか)むむら雀/蕪村」 2 夕方になって、風・雲・波などの起こり立つこと。「—の風にわかれて行く雲...
ゆうだち‐ぐも【夕立雲】
夕立の降るときに出る雲。積乱雲。
夕立(ゆうだち)は馬(うま)の背(せ)を分(わ)ける
夕立は、馬の背の一方では降り、他方では降らないことがある。夕立の降り方が局地的であることのたとえ。