うち‐す・ぎる【打(ち)過ぎる】
[動ガ上一][文]うちす・ぐ[ガ上二] 1 打つ程度が過ぎる。「強く—・ぎて太鼓が破れる」 2 日数や時間が経過する。「日ごろは無音(ぶいん)に—・ぎ」 3 ある場所を通り過ぎる。「藤波の—・ぎ...
うち‐の‐うえ【内の上】
天皇のこと。うち。うえ。うちのみかど。「まろは、—よりも宮よりも、母をこそまさりて思ひ聞ゆれば」〈源・御法〉
うべうべ・し【宜宜し】
[形シク]《副詞「うべ」を重ねて形容詞化した語。「むべむべし」とも表記》 1 格式張っている。もっともらしい。「面持ち声遣(こわづか)ひ、—・しくもてなしつつ」〈源・少女〉 2 頼みがいがある。...
うらしま【浦島】
浦島太郎のこと。
謡曲。脇能物。宝生流番外曲。勅使が丹後水の江の浦島明神にもうでると、明神・竜神が現れ、不死の薬を与える。
狂言。大蔵・和泉(いずみ)流番外曲。釣った亀を祖父と孫が助けると...
うんぽいろはしゅう【運歩色葉集】
室町時代の国語辞書。2冊本と3冊本がある。著者未詳。天文16〜17年(1547〜1548)ごろ成立。言葉をいろは順に並べた室町時代の辞書の中で、掲出語(約1万7000)が最も多い。
燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志(こころざし)を知(し)らんや
《「史記」陳渉世家から》ツバメやスズメのような小さな鳥には、オオトリやコウノトリのような大きな鳥の志すところは理解できない。小人物には大人物の考えや志がわからない、というたとえ。
エー‐ビー‐シー【ABC】
1 英語のアルファベットの最初の3文字。また、英語のアルファベット。 2 初歩。基本。いろは。「登山の—」
おい‐あが・る【生ひ上がる】
[動ラ四]上の方へ生え伸びる。「つくろはせ給ひし前栽、植木どもも、心に任せて—・り」〈栄花・月の宴〉
おい‐い・ず【生ひ出づ】
[動ダ下二] 1 生まれ出る。生えて出る。はえ出る。「水底(みなそこ)に生ふる玉藻の—・でずよしこのころはかくて通はむ」〈万・二七七八〉 2 育って大きくなる。成長する。「何事も勝(すぐ)れて見...
おい‐こ・る【生ひ凝る】
[動ラ四]密生する。生い茂る。「つくろはせし草なども…うち捨てたりければ、—・りて」〈かげろふ・上〉