みつせ‐がわ【三つ瀬川】
三途(さんず)の川のこと。「—渡らぬ先にいかで猶(なほ)涙の水脈(みを)の泡と消えなむ」〈源・真木柱〉
みつ‐ぞろい【三つ揃い】
三つで一組になっているもの。特に、上着・チョッキ・ズボンの三つがそろっている背広。スリーピース。
みつ‐たて【三立】
矢羽の矧(は)ぎ方の一。矢羽を簳(やがら)の三方につけること。通常の征矢(そや)に用いる。
みつづか‐は【三塚派】
自由民主党にあった派閥の一。清和会(のちの清和政策研究会)などの平成3年(1991)から同10年における通称。会長は三塚博。平成6年(1994)に派閥政治批判を受けて解散したが、新政策研究会とい...
みつで‐うらぼし【三手裏星】
ウラボシ科の常緑多年生のシダ。岩上に生え、根茎は横に走り、葉柄は針金状でつやがある。葉は長さ5〜25センチで、三つに裂けているものや単葉状のものもあり、裏面に円形の胞子嚢(ほうしのう)群が並んで...
みつで‐かえで【三手楓】
ムクロジ科の落葉中高木。深山に自生。葉は3枚の小葉からなる複葉。小葉は長楕円形で縁に粗いぎざぎざがあり、先がとがる。雌雄異株。春、黄色い花を穂状につける。
みつ‐と【三斗】
斗栱(ときょう)の形式の一。大斗(だいと)の上に肘木(ひじき)をのせ、その上に巻斗(まきと)を三つ並べてのせたもの。平三斗。→出三斗(でみつと)
みつとうげ‐やま【三ツ峠山】
山梨県南東部にある山。標高1785メートル。山頂南側に高さ150メートルの岩壁があり、ロッククライミングの練習場として知られる。山頂が三つの峰に分かれるため、三峰(みつみね)山ともよばれる。山頂...
みつ‐どうぐ【三つ道具】
三つ一組になった道具。 1 江戸時代、罪人を捕らえるのに用いた、突棒(つくぼう)・刺股(さすまた)・袖搦(そでがらみ)。 2 拘禁に用いる、手かせ・足かせ・首かせ。 3 懐中道具の、きり・小刀・...
みつ‐どもえ【三つ巴】
1 三つのものが互いに対立して入り乱れること。「—になって争う」 2 三人が向かい合って座ること。三つ鼎(がなえ)。 3 紋所・文様の名。巴を三つ組み合わせて円形にしたもの。