つけ‐たて【付(け)立て】
1 つけたばかりであること。 2 帳面にしるしをつけること。 3 歌舞伎で、初日前に、上演に必要な衣装・小道具・鳴り物などを帳面(付け帳)に書き上げること。 4 円山派・四条派に多く見られる日本...
つけ‐ちょう【付(け)帳】
芝居上演に必要な大道具・小道具・衣装・かつらなどの品目、また下座音楽の指定などを、それぞれ別冊に分け、幕ごとに書き出したもの。付(つけ)。
つら‐がくし【面隠し】
1 初期の操り人形芝居で、上演中、人形遣いの姿が観客から見えないように舞台上部から垂れ下げた幕。 2 厩(うまや)で、隣り合った馬の顔が見えないように境に作った仕切り。
つるやなんぼく‐ぎきょくしょう【鶴屋南北戯曲賞】
文学賞の一。平成10年(1998)設置。光文文化財団が主催する。年に1回、その年に上演された日本語で書かれた新作戯曲作品を対象として選考される。鶴屋南北賞。
てんしゅものがたり【天守物語】
泉鏡花の戯曲。1幕。大正6年(1917)、文芸誌「新小説」に発表。魔界の者がすむ白鷺城(姫路城)の天守閣を舞台に、天守夫人富姫と鷹匠の若者の恋を幻想的に描く。鏡花の生前には上演されず、没後の昭和...
デラコート‐げきじょう【デラコート劇場】
《Delacorte Theater》米国ニューヨーク市マンハッタンのセントラルパークにある野外劇場。大手出版社の創設者ジョージ=デラコートの私財により開設。毎夏上演されるシェークスピア劇が有名...
とうきょう‐げきじょう【東京劇場】
東京都中央区築地にある劇場。昭和5年(1930)開場、歌舞伎や軽演劇を上演。特に第二次大戦後は歌舞伎座復興まで東京唯一の歌舞伎劇場となった。その後、映画館に転換。昭和50年(1975)現在の建物...
とう‐どり【頭取】
1 音頭を取る人。転じて、集団のかしら。頭領。 2 銀行などの首席の取締役。その代表者として業務執行に当たる。 3 雅楽で、合奏の際の各楽器の首席演奏者。特に、管楽器でいう。音頭(おんどう)。 ...
とう‐ぶ【答舞】
舞楽で番舞(つがいまい)を上演するとき、初めに舞う左方の舞に対し、あとにそれと組み合わせて舞う右方の舞。
とおし【通し】
1 はじめから終わりまで切れ目なく続いていること。また、切れ目がなく、一続きになっていること。「閉店まで—で働く」 2 途中で乗り換えたり宿泊したりしないで目的地まで直行すること。 3 料理屋で...