とおし‐きょうげん【通し狂言】
歌舞伎などで、一つの狂言を序幕から大切(おおぎり)まで全幕、またはそれに近い場割りで通して上演すること。また、その狂言。
トニー‐しょう【トニー賞】
《Tony Awards》年1回、ニューヨークのブロードウエーで上演された新作舞台作品を対象に選ぶ賞。1947年に女優アントワネット=ペリー(愛称トニー)をしのんで設けられた。正式名はAntoi...
とり【取(り)】
[名] 1 取ること。また、その人。多く他の語と複合して用いる。「音頭—」「かじ—」「月給—」 2 《多く「トリ」と書く》寄席で、最後に出演する人。「—をつとめる」 3 最後に上演・上映する呼...
とりべ‐やま【鳥辺山/鳥部山】
鳥辺野(とりべの)の異称。 地歌。近松門左衛門作詞、湖出金四郎作曲、岡崎検校改調とされる。宝永3年(1706)京都の都万太夫座で上演されたおまん・源五兵衛の道行(みちゆき)を原拠とするが、同...
なだい‐かんばん【名題看板】
歌舞伎劇場の表看板の一つで、上演狂言の題名を記したもの。総表題を示し、上部に主要配役を絵組で表した大名題看板と、各幕の小題名を示した小名題看板とがある。
なつ‐しばい【夏芝居】
夏季に興行される芝居。安価で、水狂言や怪談物、喜劇などが多く上演される。《季 夏》
に‐の‐かわり【二の替(わ)り】
1 京阪の歌舞伎で、正月興行のこと。また、その上演狂言。顔見世の次の興行なのでいう。二の替わり狂言。《季 新年》 2 演劇興行の中で、初日からの演目を入れ替えたあとの興行。また、その演目。
にばんめ‐もの【二番目物】
1 能の分類で、正式な五番立ての演能の際に二番目に上演される曲。多くは武将の霊をシテとし、修羅道の苦患(くげん)を表現する。修羅物。 2 「二番目狂言」に同じ。
にほん‐だて【二本立て】
1 映画などの興行で、2本の作品を上映・上演すること。 2 二つの物事を同時に行うこと。「—で雑誌の特集を組む」
ニーベルングのゆびわ【ニーベルングの指輪】
《原題、(ドイツ)Der Ring des Nibelungen》ワグナーの楽劇。1876年にバイロイトで初演。中世ドイツの叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に取材したもの。全上演に十数時間を要する壮...