かずさ【上総】
旧国名の一。現在の千葉県中部にあたる。かみつふさ。
かずさ‐しりがい【上総尻繋】
馬具の尻繋で、上総地方産出の麻糸を、赤根で染めて平組(ひらぐみ)としたもの。
かずさのかいじ【上総ノ海路】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。江戸木更津間を結ぶ弁才船が描かれ、風をはらんだ帆と綱の間に小さく富士山が見える。
かずさ‐の‐くに【上総国】
⇒上総
かずさふどき【上総風土記】
村上元三の小説。昭和15年(1940)発表。同年、第12回直木賞受賞。
かずさ‐ぼり【上総掘り】
掘り抜き井戸の代表的な工法。やぐらを組んで大きい車を仕掛け、これに割り竹を長くつないだものを巻いておき、その竹の先端に取り付けた掘鉄管で掘り抜く。古くから上総地方を中心に行われた。
かずさ‐もめん【上総木綿】
1 上総国で産出される木綿。 2 《1は丈(じょう)が短いため、「情(じょう)がない」にかけて》薄情なこと。また、その人。「なんぼ黒い色男でも—ぢゃあいかねえによ」〈洒・寸南破良意〉
かみつふさ【上総】
上総(かずさ)の古称。