げしゅ‐にん【下手人】
《「下手」は物事に手をくだす意》 1 直接手を下して人を殺した者。殺人犯。げしにん。「—を捕らえる」 2 江戸時代、庶民に適用された斬首刑。死刑のうちでは軽いもので、財産の没収などは伴わない。げ...
げ‐しょ【下書】
したがき。案文。草稿。
げ‐しょう【下姓】
素姓の卑しいもの。生まれた身分・家柄の低いこと。「優婆塞(うばそく)を見るに、—の人にこそあるめれ」〈今昔・四・一五〉
げ‐しょう【下生】
1 仏語。極楽に往生するもののうち、上品(じょうぼん)・中品(ちゅうぼん)・下品(げぼん)と分けた、それぞれの最下位。九品(くほん)の、上品下生・中品下生・下品下生の総称。→上生 →中生 2 神...
げ‐しょう【下症/下性】
大小便のしまり。また、そのしまりのないこと。「—が悪い」「—を治す」
げ‐しょく【下職】
下等な職業。「世は—に生まれあはすこそ、かなしけれ」〈浮・諸艶大鑑・七〉
げ‐しん【下心】
したごころ。内心。心がけ。「—を悟って間夫ある事を察し」〈浮・禁短気・一〉
げ‐じ【下地】
1 菩薩(ぼさつ)の十地(じゅうじ)のうち、下等の地位。 2 地上の世界。下界。「—の人、何をか行きて供養する事を得ん」〈今昔・三・三四〉 3 下級の地位。低い身分。「—の者なりけれども、心ざま...
げ‐じ【下知】
[名](スル)《「げち」とも》 1 上から下へ指図すること。命令。「—ヲ受ケル」〈和英語林集成〉 「四国の者共に、軍(いくさ)ようせよと—せよかし」〈平家・一一〉 2 「下知状(げじじょう)」の...
げ‐じき【下直】
[名・形動] 1 価値のないこと。また、そのさま。「新造っ子をそう—につかっては冥利がわるい」〈万太郎・末枯〉 2 値段の安いこと。また、そのさま。→高直(こうじき)「唐船かずかず入りて、糸、綿...