げじき‐にち【下食日】
暦注の一。天狗星(てんぐぼし)の精が下界に下って食を求めるという日。凶日とする。歳下食。
げじ‐ぎれ【下知切れ】
俳諧の発句で、切れ字に命令形を用いる表現形式。「昔聞け秩父殿(ちちぶどの)さへ角力(すまふ)取り/芭蕉」の類。
げじ‐じょう【下知状】
下に対して命令を伝える文書。特に、中世、将軍の命を奉じて家臣が発給した文書の一。裁判の判決や、所領の譲与・安堵(あんど)などに用いられた。
げ‐じゅつ【外術/下術】
外道(げどう)の術。魔法。幻術。「今は昔、京に—と云ふ事を好みて役とする下衆(げす)法師ありけり」〈今昔・二〇・九〉
げ‐じゅん【下旬】
月の21日から末日までの間。月の終わりのころ。下澣(げかん・かかん)。→上旬 →中旬
げ‐じょ【下女】
1 雑事に召し使う女。女中。下婢(かひ)。⇔下男。 2 身分の低い女。「内より怪しげなる—一人出で合ひ」〈太平記・五〉
げ‐じょう【下乗】
[名](スル) 1 乗り物から降りること。特に、貴人の前で、車馬から降りること。「全員が—して出迎える」 2 社寺の境内などに車馬を乗り入れることを禁止すること。また、その札。下馬。
げ‐じょう【下城】
[名](スル) 1 城から退出すること。退城。⇔登城。 2 城を敵に渡すこと。〈日葡〉
げ‐す【下種/下衆/下司】
[名・形動] 1 心根の卑しいこと。下劣なこと。また、そのようなさまやその人。「—な根性は持つな」 2 身分の低い者。「未学を軽んぜず—をも侮らず」〈露伴・五重塔〉 3 「げし(下司)」に同じ。
げ‐すい【下水】
1 住宅の台所・風呂場や、工場などから流れ出る汚れた水。⇔上水。 2 下水を流す溝。下水道。下水管。