げ‐せつ【下拙】
[名]卑しいこと。〈日葡〉
[代]一人称の人代名詞。男子が自分をへりくだっていう語。拙者。「—も初の出府ゆゑ」〈洒・辰巳之園〉
げ‐せつ【下説】
世間の人々の言うこと。巷説(こうせつ)。下世話(げせわ)。「この頃、何となく—について、心よからざる事にてましまさんと存ずる所に」〈曽我・一〉
げ‐せわ【下世話】
世間で人々がよく口にする言葉や話。「—に年貢(ねんぐ)の納め時という」
げ‐せん【下船】
[名](スル)乗った船から降りること。「寄港地で—する」⇔乗船。
げ‐せん【下賤】
[名・形動]いやしいこと。身分が低いこと。また、そのさま。卑賤。「—な(の)身」
げせん‐びょう【下船病】
船から降りた後も、揺れを感じ、めまい・疲労・吐き気・頭痛などの症状が続く疾患。飛行機や列車などで揺られた後にも起こる場合がある。船酔いや乗り物酔いと違って、数週間から数年間続く場合がある。中年の...
げ‐そう【下僧】
身分の低い僧。修行を積んでいない僧。「二人の従僧、十人の—」〈平家・六〉
げ‐そく【下足】
1 脱いだ履物。 2 「下足番」の略。
げそく‐ばん【下足番】
脱いだ履物の番をすること。また、その人。
げ‐た【下駄】
1 木をくりぬき、歯を作りつけにし、台部に三つの穴をあけて鼻緒をすげた履物。歯はふつう2本で、別の材を差し込むものもある。 2 活字印刷の校正刷りで、必要な活字がないときに活字を裏返して入れる伏...