びとくのふこう【美徳の不幸】
《原題、(フランス)Les Infortunes de la vertu》サドの長編小説。修道院で育てられた娘ジュスティーヌが、宗教的美徳や礼節を守ろうとした結果、逆に不幸な運命を背負わされてい...
びゃくやをたびするひとびと【白夜を旅する人々】
三浦哲郎の長編小説。自身の家族をモデルに、東北の呉服屋一家の不幸な運命を描く。昭和59年(1984)刊行。第12回大仏次郎賞受賞。
ふ【不】
[音]フ(呉) ブ(慣) [訓]ず [学習漢字]4年 〈フ〉 1 否定を表す語。…しない。…でない。「不安・不意・不可・不快・不義・不吉・不朽・不幸・不在・不実・不順・不信・不振・不正・不足・...
不幸中(ふこうちゅう)の幸(さいわ)い
不幸な出来事の中でせめてもの救いとなること。「死者が出なかったのは—だ」
ふ‐しあわせ【不幸せ/不仕合(わ)せ】
[名・形動]幸福でないこと。また、そのさま。不幸。「—な人生」
ふ‐しょう【不肖】
[名・形動]《「肖」は似る意》 1 取るに足りないこと。未熟で劣ること。また、そのさま。不才。「—ながら誠心誠意努力いたします」「—の身」 2 父に、あるいは師に似ないで愚かなこと。また、その...
仏神(ぶつじん)は来(きた)らざる果報(かほう)を願(ねが)えば還(かえ)って災(わざわ)いを与(あた)う
仏も神も、身に過ぎた果報を願う者には、かえって不幸を与える。分不相応な望みは災いのもとだということ。
ほさ・く【祝く/呪く】
[動カ四] 1 (祝く)祝いごとを述べる。ことほぐ。「則ち以(も)て神—・き—・きき」〈神代紀・上〉 2 (呪く)祈って他人の不幸を願う。のろう。「火の中に投げ入れむとして—・きて曰く」〈北野本...
ままこ‐ばなし【継子話】
昔話の一系統で、継母の虐待による苦難を耐え忍んだ継子が最後に幸せになり、逆に継母とその実子とが不幸になるというもの。糠福米福・紅皿欠皿など多くの話が伝えられ、落窪物語などの文学作品にも取り入れら...
ミゼラブル【miserable】
[形動]惨めで不幸なさま。