ぶしょう‐ごま【不精独楽/無精独楽】
胴長で心棒がなく、底がとがっているこま。ひもで胴を打って回す。たたかれなくては動かないところからの称。
ぶしょう‐ひげ【不精髭/無精髭】
剃(そ)るのを怠けて伸びたままのひげ。
ぶしょう‐もの【不精者/無精者】
何をするにも面倒くさがる人。ものぐさな人。
ぶ‐しんじゅう【不心中】
[名・形動]《近世語》義理を守らないこと。誠実でないこと。また、そのさま。「その心を無にして七様へ行くとは、さてさて—な」〈伎・壬生大念仏〉
ぶしんじゅう‐もの【不心中者】
不義理な人。不誠実な人。「わが身を—になして大臣に思ひきらせしところ」〈浮・禁短気・一〉
ぶ‐すい【無粋/不粋】
[名・形動]世態・人情、特に男女の間の微妙な情のやりとりに通じていないこと。また、そのさま。遊びのわからないさま、面白味のないさまなどにもいう。やぼ。「—なことを言う」「—な客」⇔粋。 [派生]...
ぶ‐すき【不好き】
1 好きでないこと。「好き—」 2 (「不数寄」「不数奇」とも当てて書く)風流の道に関心を持たないこと。また、そのさま。「—、愚鈍の人は、千度百度聞きても」〈ささめごと〉
ぶ‐だい【武鯛/不鯛】
スズキ目ブダイ科の海水魚。全長約60センチ。体は長楕円形で側扁し、うろこが大きく、くちばし状の強い歯をもつ。体色は緑褐色で、雄は青みを、雌は赤みを帯びる。本州中部以南の沿岸の岩礁域に分布。食用。...
ぶ‐ちそう【不馳走/無馳走】
粗末な料理でもてなすこと。「思ひの外の—に」〈浄・宵庚申〉
ぶ‐ちょうほう【不調法/無調法】
[名・形動] 1 行き届かず、手際の悪いこと。また、そのさま。「口が—でうまく言えない」「—者」 2 過失。不始末。粗相。「使用人の—をわびる」 3 酒や芸事のたしなみがないこと。また、そのさま...