ふ‐かく【不覚】
[名・形動] 1 心や意識がしっかりしていないこと。思わず知らずそうなること。また、そのさま。「—にも涙を流す」「前後—」 2 油断して失敗すること。また、そのさま。「—の一敗を喫す」 3 覚悟...
ふ‐かくご【不覚悟】
《「ぶかくご」とも。その場合「無覚悟」とも書く》覚悟ができていないこと。また、油断して失敗を招くこと。不覚。「人の軒のあまりを無心し、借宅する—」〈浮・新永代蔵〉
ふ‐かくじつ【不確実】
[名・形動]確実でないこと。はっきりしていないこと。また、そのさま。ふたしか。「—な記憶」 [派生]ふかくじつさ[名]
ふかく‐じん【不覚人/不覚仁】
「ふかくにん(不覚人)」に同じ。「これは底もなき—にて候ふぞ」〈平家・一二〉
ふ‐かくだい【不拡大】
事件などを大きくしないこと。「—の方針をとる」
ふ‐かくてい【不確定】
[名・形動]確定していないこと。はっきりと決まってはいないこと。また、そのさま。「詳細はまだ—だ」「—な部分を残す」 [派生]ふかくていさ[名]
ふかくてい‐きげん【不確定期限】
到来する期日の確定していない期限。自分の死ぬ時など。
ふかくていせい‐かんけい【不確定性関係】
量子力学の不確定性原理における、同時に正確に決めることが不可能な二つの物理量の組み合わせ。一つの粒子についての位置と運動量、時間とエネルギーなどがある。
ふかくていせい‐げんり【不確定性原理】
量子力学における基礎的原理。原子や電子などの世界では、一つの粒子について、位置と運動量、時間とエネルギーのように互いに関係ある物理量を同時に正確に決めることは不可能であること。1927年にハイゼ...
ふかく‐にん【不覚人】
覚悟のできていない人。不心得者。「汝は人にもあらず、—にこそありけれ」〈今昔・二四・五六〉