ざれ‐ば・む【戯ればむ】
[動マ四] 1 気がきいている。しゃれている。風流めく。「—・みたるが、まだ造りさしたる所なれば」〈源・東屋〉 2 物慣れたようすをする。しゃれたまねをする。「世の中をまだ思ひ知らぬほどよりは、...
ざわ‐つ・く
[動カ五(四)] 1 騒がしい音を立てる。ざわざわする。ざわめく。「その発言をめぐって聴衆が—・きだした」 2 落ち着かない状態になる。そわつく。「心が—・く」 3 あることがらの話題で持ちきり...
し‐いだ・す【為出だす】
[動サ四] 1 「しいず1」に同じ。「肴(さかな)と警策(かうざく)に—・されたり」〈宇津保・内侍督〉 2 「しいず2」に同じ。「討手の大将と聞えしかども、させる—・したることもおはせず」〈平家...
しお【塩】
1 塩化ナトリウムを主成分とする塩辛い味の物質。海水や岩塩から製し、精製したものは白い結晶で、食生活の基本調味料。食塩。 2 塩味の加減。しおけ。「—をきかす」 3 苦労、辛苦。「まだ世の中の—...
しお‐じ・む【潮染む】
[動マ四] 1 潮水や潮気がしみこむ。「世をうみにここら—・む身となりてなほこの岸をえこそ離れね」〈源・明石〉 2 経験を積んで慣れる。世慣れる。「年うちねび、世の中のとある事も—・みぬる人こそ...
し‐かい【四海】
1 四方の海。よものうみ。 2 《四方の海の内の意》国内。世の中。天下。また、世界。「—を掌握する」「—同胞」 3 仏語。須弥山(しゅみせん)を取り巻く四つの外海。
したた‐か【強か/健か】
[形動][文][ナリ] 1 粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。「世の中を—に生きる」「—な相手」 2 強く、しっかりしているさま。「—な後見役」「—な造りの家」 3...
し‐ひょう【四表】
四つの方角。四方。転じて、世の中。天下。「而して火熱は—に発散す」〈津田真道・明六雑誌一七〉
しめじ‐が‐はら【標茅原】
栃木市の北方にあった野原。[歌枕]「なほ頼め—のさせもぐさわが世の中にあらむかぎりは」〈新古今・釈教〉
しゃ【社】
[音]シャ(漢) [訓]やしろ [学習漢字]2年 1 土地の神。「社祠(しゃし)・社稷(しゃしょく)」 2 神を祭る所。やしろ。「社寺/神社・村社・大社・末社」 3 組合や団体などの機関。「社中...