なみはば‐もの【並幅物】
並幅の反物。小幅物。
なみ‐ひととおり【並(み)一通り】
[名・形動]ごく普通であること。通り一遍であること。また、そのさま。「—な(の)努力では成功できない」
なみ‐もの【並(み)物】
価格・品質などが、普通の程度の物。
なみ‐よ・る【並み寄る】
[動ラ四]並んで一方に寄る。並んで寄り合う。「風ふけば門田の稲も—・るにいかなる人か過ぎて行くらむ」〈和泉式部集・上〉
な・む【並む】
[動マ四]ならぶ。連なる。「松の木(け)の—・みたる見れば家人(いはびと)の我を見送ると立たりしもころ」〈万・四三七五〉
[動マ下二]ならべる。ならばせる。連ねる。「駒—・めてうち過ぎ給ふに...
なめ‐す・う【並め据う】
[動ワ下二]並べて据える。「物ども御前に—・ゑ」〈宇津保・蔵開上〉
なめ‐て【並めて】
[副]「なべて」に同じ。「吹く風の—梢にあたるかなかばかり人の惜しむ桜に」〈山家集・上〉
並(な)めてなら◦ず
「なべてならず」に同じ。「—◦ぬ御事は、ゆめゆめおぼし召し留まり給へ」〈延慶本平家・一本〉
ならび【並び/双び】
1 並ぶこと。並んだようす。並んでいるもの。列。「歯の—が悪い」「このビルの—にある書店」 2 たぐい。比類。「天下に—もない武芸の達人」
ならび‐ぐら【並び倉】
二つの倉が並んで立ち、中間に連結部分のあるもの。正倉院はその例。